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薪ストーブのある生活 ~メリットとデメリットを解説~

皆さんこんにちは「NIKEの家」です。

アウトドアブームの後押しもあり、ここ数年人気の薪ストーブ。
NIKEの家でも依頼を受けることがあります。
薪ストーブにご興味のある方、設置を検討されている方必見、
薪ストーブについての魅力や気をつけたいポイントをご紹介します。
ぜひ参考にして下さい。
 

■そもそも薪ストーブとは?



◇薪ストーブと暖炉の違い
 百聞は一見にしかず。上の写真をご覧下さい。
 左が薪ストーブ、右が暖炉です。
 薪ストーブは扉が付いており、
 薪をくべるところが鋳鉄製や鋼板製のものが多く
 薪ストーブ本体も部屋の一角に据え置きです。
 一方暖炉は、扉はなく、耐火レンガや石材で作られており
 暖炉本体も壁面に埋め込まれています。
 薪ストーブの方が手軽に設置でき、カジュアルな印象です。

◇癒し効果「1/f ゆらぎ」
 耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
 「1/f ゆらぎ」を感じると、人は気分が落ち着き
 リラックスできるそうです。
 「1/f ゆらぎ」とは、規則性があって
 単調に見えるリズムの中に適度に不規則なゆらめきがあり、
 その不規則には一定の法則があります。
 この「規則性」と「不規則性」が調和した
 ゆらめきのリズムが心地よさの秘密です。
 例えば、しとしと降る雨の音や波の音、風や木漏れ日など。
 もちろん、炎の揺らめきも同じです。
 キャンプで焚き火をボーッと見ていると落ち着く、という
 話しをよく聞きます。
 つまり、薪ストーブは暖房としての役割とは別に
 癒し効果もあるのです。
 

■薪ストーブのメリット・デメリット

気になる薪ストーブのメリットとデメリットをご紹介します。
【メリット】
①抜群の温かさ
 薪ストーブは遠赤外線で温めてくれるので体の芯から
 ポカポカになります。
 就寝時に薪を1本入れておくと、朝起きてもほんのり温かいです。

②癒し効果
 これは上記で書いた通り、炎の揺らめきには癒し効果があります。

③料理もできる
 煮物をしたり、ピザやお菓子を焼くこともできます。
 料理に特化したストーブを使うと、
 料理のレパートリーがグンと広がります。

④暖房費が安くなる
 薪の入手方法によっては、
 暖房費を格段に下げることが出来ます。

⑤洗濯物が早く乾く
 冬の洗濯物は悩みの一つです。薪ストーブをつけていれば、
 数時間でカラカラに。さらに、結露を防ぐこともできます。

⑥災害時に強い
 ライフラインが止まり、ガソリンや灯油が
 手に入らなくなった時、強い味方になってくれます。

⑦インテリアの主役に
 薪ストーブがあると部屋に雰囲気が出ます。
 その存在感はインテリアの主役級です。
 今は様々なデザインがあるので、ご自身のインテリアに
 合わせて選んでみて下さい。

【デメリット】
①労力と時間がかかる
 当然ですが、エアコンのようにスイッチひとつで
 火は付きませんし、すぐに暖かくなる訳でもありません。
 火が付いてからも、最後まで薪をくべなければなりません。
 また、薪を割ったり運んだりするのは力仕事です。

②初期費用がかかる
 ストーブ本体はおよそ20万円〜50万円程ですが、
 煙突の設置と施工費がかかるので
 総額100万円前後はします。そこに、薪や薪棚、
 アクセサリーなどが必要になります。

③薪の入手
 薪を無料で手に入れるのは意外に難しいです。
 ホームセンターなどで購入しようと思うと
 高くついてしまうことも。エアコンや石油ストーブを
 使っている方が安く済む結果になります。

④手間がかかる
 もし原木を無料で入手出来たとします。
 そしたら、薪割りをして薪を乾燥させなければなりません。
 斧や、場合によってはチェーンソーを使うことになり、
 危険もあります。薪割りは力仕事ですし、
 乾燥には1年以上かかり、乾燥させるスペースも必要です。

⑤メンテナンス
 シーズンが終了した頃に、煙突と本体を掃除します。
 これは業者に頼むこともできます。

⑥部屋が乾燥する
 メリットとして「洗濯物がすぐ乾く」と書きましたが、
 逆を言えば乾燥します。ストーブの上に水が入った鍋を
 置いたり、加湿器の設置は必須です。
 
⑦ご近所迷惑になることも
 近隣の家が近いと煙突から出る煙によって
 迷惑がかかることもあります。
 煙突やストーブの位置は事前にしっかり確認しましょう。
 また、地域によっては設置が禁止されている場合もあります。

■まとめ

いかがですか?
薪ストーブはお世辞にも「便利・簡単・お手軽!」
とは言えません。
手間がかかり、時間がかかるものです。
デメリットもたくさん書かせてもらいました。
そこを理解せずに設置すると、後々後悔してしまいます。
薪ストーブとは、“不便”を楽しむツールです。
春になると薪を割り、1〜2年かけて乾燥させます。
薪割りや火付けのコツを徐々につかみ、
シーズンを重ねるごとに薪ストーブの扱い方が分かってくる。
長いスパンで付き合うアイテムなのです。

手間はかかりますが、
雪の降る寒い日に、薪ストーブの火を見つめながら
コーヒーを啜ったり、
本を読んだりするのは最高に贅沢な時間です。
友人を招いてお酒を片手に談笑するのもいいですね。
不便の先には豊かさが広がっています。

薪ストーブの設置にご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
実物をご覧になりたい方や、
実際に薪ストーブの温かさを体験したい方は
ストーブの専門業者をご紹介させて頂きます。
 

■(おまけ)薪ストーブの選び方

薪ストーブの導入に前向きな方はこちらもご参考にして下さい。

近頃は様々なデザインの薪ストーブがあります。
昔ながらの重厚感のあるクラシックなもの、
今のインテリアに馴染むモダンなデザインのもの、
料理に特化したものなど・・・

ご自身のライフスタイルやインテリアに合うものをお選び下さい。

【クラシックデザイン】


【モダンデザイン】


【料理に特化したもの】


写真元:ダッチウエストジャパン株式会社 / 株式会社メイク /
    ファイヤーサイド株式会 / 株式会社 岡本